私の大好きな実話ベースの小説です。
その名の通り漂流します。
時代はなんと1785年(@_@)
思いっきり江戸時代。
壮絶な話と聞き小説を読むのが面倒だったのでウィキペディアを読んで
済まそうとしたのですがその内容が面白くて結果小説を読み
ネタバレ100パーセントで小説を読んだにも関わらず
めちゃくちゃ面白かったです。
読み終わってすぐ最初から読み直したぐらい。
先にウィキペディアを読んでなければもっと面白かったんだろうなーと
激しく後悔( ;∀;)
そんな漂流をネタバレなしでオススメします。
きっかけ
まず初版発行1981年の小説を読もうと思ったきっかけですが
お薬でお捕まりになったピエール瀧さんがラジオで軽く面白いという
話をしていてそれを聞いた赤江珠緒アナウンサーが漂流を読み
大絶賛したのがきっかけ。
おふたりが会話の中で小説の一部をを小出しにしてきて
それが何なのか気になってとりあえず
ウィキペディアで調べてみました(;・∀・)
以下私が気になったワードを書きます。
※少ーーーしネタバレ
漂流した先にたくさん鳥がいてそれを唯一の食料にしてたのに
渡り鳥だったからある日一斉にどこかに飛んで行っちゃったんですって。
どーーーーすんの(@_@)?
どーーーーーーーーーーすんの(@_@)??
気になりすぎる。
そして「おみくじが凄い」って何?
無人島に漂流したんでしょ?
何「おみくじ」って?
「凄い」とは???
時代を感じる
同期
主人公野村長平は1761年か1762年のお生まれだそう。
同期は1760年生まれの葛飾北斎。
神頼み
私は宗教は持っていませんが神様は好きでお願いごとは割としょっちゅうします。
この小説の中でも登場人物が神頼みをする場面が多々あるのですが
私から見ると「ガチやん」(;・∀・)
登場人物は大人の男性ばかりなのですが
割としっかりかっちり儀式的に神頼みしていて少し驚きました。
私のなんちゃってスピリチュアルなお願いの仕方とは全然違います。
漂流していて命懸けだから当然なのかも知れませんが
その様子は神様への敬意を感じ読んでいるこちらも気が引き締まる思いがしました。
時代的に神頼みが今より有効なものと考えられていたかも知れませんね。
鳥島
主人公長平が漂流した先の鳥島
字が汚くてすみません(;・∀・)
鳥島は青ヶ島と小笠原諸島の間にある
東京から600キロ八丈島から300キロに位置する島です。
現在、東京から小笠原諸島までフェリーで24時間
青ヶ島は特殊で手前にある八丈島経由でしが行くことが出来ず
東京→八丈島10時間
八丈島→青ヶ島2時間半
だいたいこの中間に鳥島が位置しているので江戸時代の感覚だと
ただただめちゃんこ遠い(@_@)
長平は自分がどこにいるかも分からなかったですよ。
恐ろしい((+_+))
呪物?
呪物コレクターである田中俊行さんが集めている呪物の中に
この鳥島に流れ着いた方達が拝んでいたという手作り風木札があります。
当時は鳥島に流れ着くと〇ぬと言われていたとか。
ワンチャン長平もこの木札を拝んでいたかもと思うと胸アツです(*‘∀‘)
くだんの木札の紹介は22:10から
早く漂流してくれ
なかなか海に出ない。
「まだ海にさえ行ってないやん!!」と最初のうちは思いました。
でもこれは伏線で後で回収があります。
それにしても私的には海に行くまで長かった(‘Д’)
野村長平の墓


ほら親近感が湧いてきたでしょう(・∀・)
場所はこちら

JR高知駅から30分程の香我美駅前に鎮座しておられます。
いつか訪れたい場所のひとつです。
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