こんな時にオススメ
人の心を感じたい☆シリアスなものを見たい☆社会について考えたい
砂の器は1960年 5月17日 から 1961年 4月20日 に読売新聞にて連載された
松本清張の長編推理小説。
映画化もされテレビでは7度もドラマ化された人気小説です。
コメディ要素はなくシリアスだけど大好きな話です。
いくつかテレビバージョン見ただけですけど。
砂の器は義務教育の中で見るか読むかした方がいい超名作です( ;∀;)
おすすめポイント
松本清張(まつもとせいちょう)

砂の器の作者。
本名は松本清張(まつもときよはる)で読みが違うだけ。
広島生まれで本籍が北九州という説あり。
代表作は「わるいやつら」「ゼロの焦点」「黒革の手帳」など
どれも何度も映画化、ドラマ化されています。
貫禄(; ・`д・´)
あらすじ
まず初めに砂の器は1度の映画化、7度のドラマ化がされていますが
それぞれ時代に合わせて微妙にアレンジがされていて切り取り方も異なっています。
今回は中居くんバージョンのあらすじです。
中居くんバージョンは最初から犯人がネタバレ。
中居くん演じる天才ピアニスト和賀英良がある男を殺害します。
死に際その男は和賀英良に「戸籍はどこで手に入れた?秀夫」と問いますが
「秀夫はもういない」と答える和賀英良。
映画版では殺人事件から始まり犯人を捜すサスペンスになっているので
切り口がだいぶ違います。
和賀英良が犯人と分かった上で見るのもいつバレるかハラハラして楽しめます。
ハンセン病
映画版では小説に沿って殺人事件を起こした大元のきっかけになったのが
ハンセン病になっています。
小説では抑えた表現でしたが映画版ではハンセン病の親子が石を投げられる
シーンなど悲惨な場面もありました。
これに対しハンセン病関係者から差別を助長するとして抗議の声が上がっています。
その為、映像版の砂の器で殺人事件を起こした大元のきっかけが
ハンセン病となっているのは映画版のみです。
中居くんバージョンのきっかけ
中居くんバージョンの殺人事件を起こした大元のきっかけは
抗議により原作に沿ったきっかけには出来ない為
なんだかふわっとしていました(;・∀・)
その代わりなのか津山事件のような描写や長崎大水害が和賀英良の秘密に関係するという
実際に起こった出来事とリンクしている為ある部分ではイメージしやすかったです。
津山事件
津山事件を知らない方の為に。
1938年(昭和13年)5月21日現在の岡山県津山市で起こった
八つ墓村のモデルにもなった津山事件。
都井睦雄は頭脳明晰で将来を嘱望されていたものの
不治の病に侵されそれにより祖母や村人に冷遇や拒絶をされ
その事に不満を募らせていた都井睦雄は用意周到に事前準備をし
1時間半で30人を殺害しました。
2023年の今でも地元津山で津山事件の話をするのはタブーとされています。
宿命
砂の器のテーマ曲である「宿命」。
天才ピアニスト和賀英良が後半の山場で弾く「宿命」がとっても良いんです( ;∀;)
和賀英良がピアノを弾くシーンと回想シーンをが交互に流れ
この曲をバックに和賀英良の半生と殺害の動機が語られるんです。
回想シーンもとても良い( ;∀;)
ほぼセリフはないのですが言葉では語りつくせない親子の絆が
そのセリフのない映像から伝わってきます。
美しい季節を追うごとにボロボロになる衣服。
それは親子の精神状態を表しているようにも見えました。
なんでこうなったのか。
もう号泣です。
なぜ中居くんバージョンなのか
砂の器は映画化もされ7度ドラマ化されています。
私はその全てを見た訳ではないのですが中には
「よく砂の器をこんな風に出来たな(@_@;)」
というものもあります。
好みの問題かも知れませんが私から見ると時間もお金も情熱も掛けず
人気俳優を出しておけばいいというように見えたものもあり怒りすら覚えました。
レビューを見ても中居くんバージョンの砂の器は他と比べ評価が高いです。
サブスクはない
中居くんバージョンの砂の器はネトフリやアマプラなどサブスクでは
見ることが出来ません(;・∀・)
視聴の方法はTSUTAYAかゲオ。
TSUTAYAなら14日間無料お試しもあるので気になったらぜひ(・∀・)

感想
砂の器を見ての感想は
もう差別やめて(´・ω・)絶対ダメ!!
イジメもやめて(´・ω・)絶対ダメ!!
犯罪者を擁護とかそういうことでなく犯罪者の背景を知ろう(´・ω・)
そこからみんなで考えよう(´・ω・)
じゃないと悲しい出来事は減りませんて。
みんなで意識上げてこ。
と思いました。
砂の器を見た方はよろしければ感想を教えてください☆
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