西遊記【堺正章バージョン】が面白い

オススメ
1978年10月1日-1979年4月8日 日本テレビ 26話 
45年前のテレビドラマ西遊記。
私が見ていたのは再放送のものでした。
ふと思い出してDVDを借りて期待せずに見たんですが
普通に面白い(*’ω’*)
ぜんぜんぜんぜん面白い(*’ω’*)
海外でも字幕付きで放送され人気があったんだどか。
あの面白さは国境を越えるよね。
最高視聴率は27.4%
大河ドラマの裏番組であったため対抗して投じられた製作費はなんと10億円(@_@)
見れば分かるお金の掛かりっぷりだけでなく
 
1話ごとの仕上がりがしっかりしていて制作者の情熱と愛を感じます。
今回はそんな西遊記【堺正章バージョン】をオススメします。

おすすめポイント

あらすじ

岩から生まれた猿の化身孫悟空、悪さばかりをする孫悟空はお釈迦様から罰を受け

岩に押し込められます。

そこに通りかかった三蔵法師。

三蔵法師は岩に押し込められ身動きが取れなくなっている孫悟空を助け

助けられた悟空は三蔵法師の天竺までの旅のお供をすることにします。

道中、猪八戒や沙悟浄に出会い三蔵法師は人々を救う為

悟空、八戒、悟浄はそれぞれの幸せの為天竺を目指す。

厚いメインキャラクター

孫悟空 堺正章(当時31歳)

三蔵法師 夏目雅子(当時21歳)

猪八戒 西田敏行(当時30歳)

沙悟浄 岸部シロー(当時29歳)

みなさん凄い俳優さんだし年齢の割に貫禄が凄い(@_@)

最初に見たのが堺正章バージョンの西遊記ということも

あるかも知れないけど他の俳優さんが孫悟空を演じてると

何か違うと思ってしまう(´・ω・)

堺正章が演じる孫悟空は猿の化け物。

破天荒だけど人情家っぽさがデフォルトで滲み出てる。

そして如意棒さばきが上手い( ;∀;)

スターウオーズのダーズモールを演じたレイ・パークが影響を受けた

というだけある。

世界のマチャアキなのです。

天竺を目指す高僧三蔵法師役の夏目雅子は美人の代名詞というぐらい美しい。

海外の方のコメントで

「子供の頃はなんとも思ってなかったけど大人になって

三蔵法師である彼女のセクシーさに驚いた」

とあって自分の事じゃないのにちょっと誇らしくなりました。

この西遊記から三蔵法師は女性が演じるという風潮が

出来たんだとか。

少し棒読みっぽいのも純朴さがあって良いと思います。

猪八戒は欲に溺れるダメダメキャラの豚の化け物。

それを演じる西田敏行はさすがコメディ俳優、立ってるだけで面白い。

アドリブなのか踊ったりすることもあり踊りも上手。

ちょっとしたセリフで面白さを出せるのはやっぱりプロ。

猪八戒とは違う河童の化け物自堕落ダメキャラの沙悟浄。

岸部シローが醸し出す飄々とした雰囲気がキャラによく合ってる。

そして沙悟浄が謎の関西弁。

今でこそテレビで関西弁を聞くことは珍しくないですが

当時、お笑い以外で関西弁というのはかなり珍しかったのでは

ないでしょうか。

このぶ厚いキャラの旅が面白くない訳がない(・∀・)

映像と音楽

西遊記には特撮要素もありまして円谷プロが協力をしています。
オープニングの石猿誕生のシーンはたった60秒なのに
撮影に2か月、製作費は1500万円と並々ならぬ情熱を感じます。
今みたいにCGがない時代、妖怪登場や空を飛ぶシーンなど
色々と工夫がされていて、たまに露骨にジオラマが出てきたり
人形が飛んでいる場面があったりと手作りの温かみを感じます。
ドラマの始まった1978年は日中平和友好条約が調印された年で
当時には珍しい中国ロケが行われており
全編中国ロケという訳ではないですが要所要所で中国を感じます。
ドラマのエンディングの映像はザ中国な風光明媚な映像に
子供ながら感動していました。
そして殺陣。
大人数を相手にしての殺陣はテレビドラマでこんな大掛かりなことを
やってるんだと感心するぐらい。
リハーサルにめちゃくちゃ時間掛かったと思う。
その分たっぷりと見応えがあります。
そして音楽はみんな大好きゴダイゴ(・∀・)
モンキーマジックは気分が上がるし
エンディングのガンダーラは郷愁を誘います。

話が秀逸

改めて1話から見るとまず悟空が暴れて暫く三蔵法師は登場しません。
「そんな始まり方だったんだ」という感じ。
作家さんはそれぞれの話で分かれていてそのうちのいくつかを
ジェームス三木が書いています。
基本的に毎回登場する妖怪を退治する1話完結水戸黄門スタイル。
ある回では
「妖怪退治は上手くいくだろうか」という三蔵に対し
「余裕でしょ。毎週やってるじゃん」と悟空がこたえる場面があるぐらい。
アドリブなのか凄いセリフだと思いましたが(;・∀・)
ただ単にえい!やー!ではなく
妖怪が悪さをする理由だったり妖怪が他を思う心だったり
ちょっとジーンとする人情話の回も少なくありません。
西遊記というと子供向きと思われるかも知れませんが立案時は
映画レベルの物を作るという意気込みで孫悟空は若山富三郎が演じる予定
だったそう。
日活ヤクザ映画(;・∀・)?
なので多少の方針変更はあったもののこの西遊記は大人も楽しめるように
作られています。

まとめ

西遊記堺正章バージョンはサブスクで見られるものがなく
TSUTAYAレンタルのみで見る事が出来ます。
公式での画像、動画がなく参考画像、動画を付けられなくてすみません(;・∀・)
でも公式TSUTAYAさんが予告で貼り付けていた動画は
間接的に公式に認められてると思って良いのでは?
ということでそれを貼っておきます。
- YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

この西遊記は45年前のものですがお金だけでなく

制作の方々、演者の方々の想いや情熱がたっぷり注がれているように

思います。

そんな情熱を掛けられたものは言葉が違っても時代が変わっても

エネルギーがこちらに届くんだなと思いました。

そんなエネルギッシュな西遊記が大好きです。

気になったら見てみてください☆

西遊記
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